作ったタスクを毎日たんたんとこなす
日々のタスクが完成した。あとはそれを毎日たんたんとやるだけ。やる気も、気合も、集中力も必要ない。ただ、たんたんとやる。「特別な意欲がなくても自然とタスクを実行する」ような状態に持っていく。
たんたんとやるために最も役に立つ脳の仕組みが習慣化だ。
習慣化すれば、朝起きて顔を洗うのと同じような静かで前向きな気持ちでタスクにとりかかることができる。
「新しくはじめたこと」を「いつもやっていること」として、脳に認識させる。
「新しくはじめたこと」が習慣化するまでの日数は、おおよそ3週間などといわれる。連続3週間、3ヶ月などと、区切りを目標にしてみるのもよい。
習慣化のしくみ
新しくはじめたことがなぜ続かないのか……。それは脳が無意識に現状維持させようとする働きがあるからだ。脳はこれまでやってきたことをなぞろうとする。毎日夜遅くまで起きていたら、次の日も夜遅くまで起きようとするし、起床時間がブレていたら、次の日もブレようとする。
今の生活習慣はこれまで自分が繰り返してきて習慣化してしまった行動パターンだ。
習慣化の方法
習慣化はどのようにして行うのか。それは行動パターンを同じように繰り返すことである。さらに、そのくりかえした行動に対して「快である」という信号を脳に送る必要がある。脳は「快」を餌に同じことをくりかえす働きがある。「快」の感情を使うことでスムーズに習慣化させる。
たとえば、朝早く起きて散歩したら気持ちよかった。そのあとの朝食がいつもより美味しかった。やるべきタスクを全部終わらせて達成感を感じた。「快」の信号を脳に送ることで、脳はまた朝早く起きようとする。
タスクを終えた日は、また一歩成果に近づいた日だ。毎日少しづつだが、確実に成果にちかづいている。タスク実行の時間はまさに、夢を叶える時間であり、自分が本当にやりたいことをしている時間だ。タスクを無事終えたら、よくやったと、自分を褒め、「快」の感情に十分浸る。
ご褒美においしいものを食べるのもいい、あったかいお風呂にゆっくり浸かるのもいい。報酬を利用し「快」を送る。
「快」ほしさに、脳はまたタスクを実行しようとする。
脳はまた、大きな変化は拒絶するが小さな変化であればスルーする。最初はささやかすぎて戸惑うような方法で注意深く習慣化してゆく。
たとえば、「部屋全体を整理整頓する」などの高カロリーなものが習慣化しにくい。「テーブルの上」だけ、さらには、「テーブルの片隅」だけ、整理整頓するなど、小さく見積もれば習慣化しやすい。
脳は大きな変化に怯えるが恐怖を興奮に変える働きもある。興奮は長続きはしないが瞬発力はある。(大掃除、旅行など)
私たちは脳という仕組みの中で生きている。
まとめ
成果設定→具体化→タスク化→習慣化 創作メソッドの重要な根幹をなすもの。 ここまで頭で理解できれば、あとは作ったタスクを実行するだけだ。 いつ、実行するのか? それは朝だ。
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